Himawari ひまわり

Himawari ひまわり

令和4年度 日本語教育人材の研修プログラム普及事業

児童生徒等に対する日本語教師【初任】研修

公式ウェブサイト『 ひまわり』

himawari-jle.com

文化庁
日本語教育学会

INTRODUCTION

はじめに

頼れる子どもの日本語教師を、
育てます。

私たち公益社団法人日本語教育学会は、2020年度から2022年度にかけて文化庁事業「日本語教育人材の研修プログラム普及事業」を受託し、外国人児童生徒等に対する日本語教師初任研修(以下、子ども初任コース)、及び研修担当講師の育成研修(以下、講師育成コース)を実施しています。

「子ども初任コース」は、基本的な外国人児童生徒等の背景や言語・学習環境、各地の受入れ・指導体制を理解して、キャリア支援や社会参加という視点をもって子どもたちの生活・学習に関連付けて日本語を教えることができる人材を育成することを目的としています。

一方、「講師育成コース」では、児童生徒対象の日本語教育に携わる初任教師の研修を企画し、講師として研修を運営できる人材の育成を目的とします。

これまでに全国8つのブロックで研修を実施しました。子ども初任コースでは333名(2022年度修了予定者93名を含む)、講師育成コースでは66名(2022年度修了予定者12名を含む)の方が修了し、全国各地で活躍しています。

また、これまでに研修のための動画作成や動画のハンドブックの作成も行い、この度、研修受講者、修了者が集い、新たなネットワークが構築できるよう、このプラットフォームを立ち上げました。

私たちは本事業で、マイノリティである子どもたちのエスニシティやアイデンティティを大切に見つめながら教育・支援を行う初任日本語教師と、その研修を担う講師人材の育成を通じて、各地域の日本語教育・支援活動に貢献することを目指します。

CONTENTS & SCHEDULE

研修内容・スケジュール

活 動1
知る:動画教材の視聴

この研修は約1か月単位で3つの活動をサイクルとして実施しています。その1サイクルをクールと呼んでいます。そこに、現場の実践力を高めるために実践が関連づけて行われます。

サイクルの1番目は研修シラバスに基づいて制作された動画教材を、各自オンデマンドで視聴します。自身のペースで、何度でも見返しながら学ぶことができます。1つのクールで3テーマ9本(1本20分程度)の動画教材が準備されています。内容は、国の施策、外国人の子どもの数とその推移、文化間移動をする子どもの心理や言語発達、子どもへの日本語指導の考え方・方法・教材、多様な言語・文化背景をもつ子どもの成長・発達をライフコースの視点から捉えたキャリア支援、私たちに求められる支援のネットワーク化と教育の公正性の実現など、ミクロからマクロまでの諸課題を関連づけながら学びます。

活 動2
調べる・作る:課題の遂行

サイクルの2番目の活動は、動画教材の内容の理解を進めるために、各テーマについて指示される課題に取り組みます。一般的な課題は動画教材に付録されていますが、各地域で研修講師から次の点を考慮してより地域の課題に合致した具体的な課題が出されます。

  1. 研修地域の多文化化の現状や日本語学習支援が必要な子どもの居住状況
  2. 子どもの日本語教育に関する仕組み
  3. 受講者の、子どもの日本語教育の現場経験

課題には、そのクールの動画教材の内容に関して地域の実態を調べること、公開されている事例などを、教材で示される理論をもとに分析したり整理したりすること、そして、日本語の支援・指導計画を作成したり、学習指導計画や活動案を作成したりすることなどです。

課題の遂行を通じて、動画教材で学んだことを自身の教育・支援活動に結び合わせて捉えることになります。

活 動3
深める・関わる:オンラインスクーリング

サイクルの最後の活動が、スクーリングです。Web会議システムzoomを利用して、同時双方向オンラインで実施しています。その中心の活動は、各自が取り組んだ課題について交流することです。課題として調べた内容を紹介し合い、分析・整理した内容を共に再検討し、作成した計画や活動案からアイディアの交換をします。

この話し合いを通して、理解を深めていきます。それに加え、研修講師が動画教材の内容を整理して確認したり、受講者の質問に応じたりしながら、課題遂行時に抱いた疑問や、グループ活動で浮かび上がった新たな問いを共に解決していきます。

活 動4
体験し・省察する:実習

研修は6クールからなり、それぞれ「動画教材の視聴」→「課題の遂行」→「スクーリング」で構成されますが、第4~6クールにかけては、これに並行して実習を行います。第4クールから、日本語教育の方法・教材・項目別(発音・語彙・文法・談話)の指導方法などの学習が始まります。それに合せて、子どもの日本語教育の現場(地域の支援教室、学校の日本語教室等)の実際を知り、子どもの実態を実像として描きます。この研修では、それを現場の生の状況の動画やその現場の支援・指導者の体験談などを通して行います。次に、具体的に対象の子どもを設定して、日本語の学習指導計画を作成します。最後に、その計画に基づき、小グループに分かれて模擬授業を実施します。オンラインでの実施ですが、受講者はそれぞれ教材・ワークシートを作成し、教師として他の受講者を子どもに見立てて実際の教室さながらに授業を行います。緊張あり、笑いありですが、大きな経験となっています。実施後は、示される観点にそって相互の授業を振り返ります。実習を通して、受講者は、これまでに行ってきた自身の日本語教育(あるいはイメージとして抱いていた日本語教育)を省察し、「日本語を教える」明日からの実践に向けての大きな示唆を得ています。

LECTURE

講 座

COMMENT

受講者の声

  • これまで主に成人、特に就労者を対象とした日本語教育に関わってきましたが、昨年度から避難民支援に関わるようになり、家族ぐるみの支援を求められています。子供に関する部分ではこれまでの経験が全く役に立たないこともあり、日々課題にぶつかっているため、本研修を受講したいと思いました。移動時間にとらわれず受講できる点に魅力を感じています。

    一般財団法人日本国際協力センター
    浅見 惠子さん

  • 現在日本語指導員をするなか、試行錯誤の連続です。限られた時期間の中、日本語指導をどう教科の指導につなげるられるか、子どものことばの力をどうやったら引き出せるか等悩みはつきません。単発の研修ではなく、体系的に子どもの日本語教育について学びたいと思い参加しました。子どもの日本語教育に必要な基礎知識を学び、自身の専門性を高めるとともに、参加者の皆さんの実践例などを今後の支援に活かしていきたいと考えています。自分の都合に合わせて学習ができるので、有難いです。オンラインでのスキルアップにもつなげられればと思います。

    さいたま市日本語指導員
    斎藤 智子さん

  • 日本語支援員として勤務を開始して3年経ち、改めて子どもの日本語教育を体系的に学び、自らの支援のあり方を振り返りたいと思い、本研修に参加しました。私は他地域へアクセスしづらい長野県へ住んでいるため、このようにオンラインで研修を開催していただけることは、大変ありがたいです。新型コロナの流行がおさまらない状況下なので、その点でも安心して参加でき、ありがたいです。オンデマンド講義についても、受講する時間帯を自らの予定で都合できるため、ありがたく思っています。

    松本市子ども日本語教育センター日本語支援員
    森 祐子さん

  • 日本語学校における地域の日本語教室において、学習者は小中学生にも関わらず、子ども対象の日本語教育が行われず、成人日本語教育と同じ内容でカリキュラムが組まれており、今後改善するために参加したいと思いました。私自身の子どもがまだ1歳のため、オンラインでの開催にとても感謝しております。初めは意見が言いづらかったり、操作に不慣れだったりで、緊張するとは思いますが、ツールを利用して、相談相手が常にいる安心感、情報を残しやすい環境、講義を繰り返し視聴し理解が深められるという利便性は、私だけでなく全ての参加者のプラスになると思います。

    埼玉ブリエ日本語学校
    横川 美穂子さん

  • 私立中高のインタナショナルコースで国語の授業時間に英語を母語とする複数名の生徒の取り出し授業を実施していますが、子どもを対象とした日本語教育は初めてのため難しさを感じており参加しました。遠くの人とすぐ繋がれること・同じ目的を持った人と知り合いになれるという点は大きいです。さらに、子どもの日本語教育の現場は、日本語教育全体から見れば多くなく、各々の現場が特殊であるため、物理的な距離が近いエリアで実践をしていても、共通することがあるとも限らない状況の中、物理的な距離に関わらず、同じような状況や現場で悩みを抱えている人と出会えることはありがたいです。

    サレジアン国際学園中学高等学校
    地引 愛さん

  • 仕事で子どもの日本語教育に関わることになりましたが、子どもに関してはこれまでの経験も浅く専門的な知識もないため、大人とは異なる指導法や対応、地域性なども広く学び仕事に生かしていきたいと思い受講しました。遠方にいながら先生方の講義を拝聴することができ、また各地に住む受講者と繋がって意見交換ができることは、地方に住む者にとって有難くとても楽しみに感じています。

    JICE
    中村 春子さん

  • 日本語指導担当教員として、日々の授業力向上のため、また学校内や地域との連携について理解を深め実践を行うために参加しました。オンデマンド講義で自分の都合のよい時間を選べること、スクーリングで課題について議論できること、働きながらも受講させてもらえるバランスが有難いと感じています。

    佐賀市立神野小学校 日本語指導担当教員
    萩尾 かつらさん

  • 外国人児童生徒の教育に興味があり、この分野に関して体系的に学べると思い、また現在、横浜市国際交流協会での業務にも活かしたいと考えて参加しました。子どもの成長に応じた教育については理解が足りていないと考えていたので、沢山の学びを得ることが出来ました。さらに外国人児童生徒等の支援のネットワークについて学び、いまの仕事である支援者支援に活かしていきたいです。

    横浜市国際交流協会 日本語学習コーディネーター
    庭山 恵太さん

  • 日本語教育というものを学び始めてから実際に支援したのは大人だけで、日本語教師としての児童生徒の支援経験はゼロなので、今回の講義内容全てが私に必要な知識でした。すでに経験がおありの皆さんが特に必要だと感じられた知識や情報が何か、ということはとても参考になると思います。毎回決まった時間、決まった場所に対面で集まって講義、スクーリングというスタイルであったら、この研修に参加するのは無理だったので、オンライン開催はありがたかったです。slackを使うのは初めてですが、対面での情報交換の場合、席順などで決まって広がりにくいところはありますが、オンラインであれば全員が気軽にアプローチできるように思います。

    今治市国際交流協会
    笹間 佐和子さん

  • 一昨年、都内で外国にルーツを持つ子どもの日本語学習支援事業を立ち上げ、様々な課題に直面しながら実施してきました。本研修では、今までのやり方でよかったのか、今一度体系化し見直し、今後の事業につなげたいと考えています。また、講師や参加者の方々と課題を共有し、ネットワークを築くことができます。週末勤務する場合週末の休みが1日しか確保できないため、オンラインで効率的に講義やスクーリングを受講できることは大変ありがたく、参加しやすかったです。

    日本語教師(自治体事業受託)
    広本 充恵さん

  • 地元の小学校に在籍する外国人児童生徒に日本語を指導する機会をいただき支援していく中で、指導者としての課題、学校や教育委員会のシステムの課題、また、そこをどうつないでいくかを真剣に考えなくてはならないと実感しており参加を決意しました。平日は、仕事で全く動けないので、土日でしかもオンラインで研修させていただけること、講義も自分のペースで受講できるオンデマンドにしていただき、大変ありがたく思っております。Slackも一緒に研修を受けている方々とも交流が図れ、先生方からの連絡もすぐいただくことができますので助かります。このようなオンラインでの指導が、将来、外国人児童生徒の少ない点在地域でも普及すれば、指導者不足解消にも役立つと思います。

    香川県公立小学校 日本語指導講師
    圖子 希代子さん

  • 愛知県は日本語指導が必要な児童生徒が一番多い県ですが、県が実施する日本語指導を担当する教員のための研修は初年度しか受けることができません。経験が2年以上ある教員向けの研修はないため、他県の教員研修の話を聞くと羨ましくなります。大学が行う研修や講演会も少ないので、オンラインにすることで地域格差が是正され、愛知県にいながら研修を受ける機会が頂けたことに感謝しています。

    岩倉市立南部中学校 日本語指導員
    中村 夏帆さん

  • オンデマンド講義は一度きりの視聴で権限が消えてしまわず、理解できるまで何度でも見返すことができるので大変助かります。普段の活動では中々ゆっくり時間が取れず講師同士の交流も難しいが、Slackなど手軽なツールでスキマ時間にも投稿内容の確認ができるため交流や情報交換の活性化に期待しています。

    茨城県つくば市公立小学校 日本語指導員
    駒田 千笑さん

  • 子ども支援の活動を長くしているが、将来的なビジョンや全体的な視野が持てていないと感じているため参加しました。地理的に遠い地域の方とも気軽に話すことができ、とても良いと思います。それぞれの地域の状況を知り、それを東広島での活動に生かしていきたいです。

    HLA日本語学校
    間瀬 尹久さん

  • 自分にもっと子どものための日本語教育の専門性があれば学校側とよりよい連携ができると考え参加しました。自宅にいながら東京の先生の講義に参加できるので非常にありがたいです。これまでもオンライン講座に参加したことがありますが、PC画面で何回も顔を合わせていると親近感がわき、実際にお会いしたくなりました。

    高松市教育委員会 日本語指導者
    上原 由雅さん

  • これまで主に成人、特に就労者を対象とした日本語教育に関わってきましたが、昨年度から避難民支援に関わるようになり、家族ぐるみの支援を求められています。子供に関する部分ではこれまでの経験が全く役に立たないこともあり、日々課題にぶつかっているため、本研修を受講したいと思いました。移動時間にとらわれず受講できる点に魅力を感じています。

    一般財団法人日本国際協力センター
    浅見 惠子さん

  • 現在日本語指導員をするなか、試行錯誤の連続です。限られた時期間の中、日本語指導をどう教科の指導につなげるられるか、子どものことばの力をどうやったら引き出せるか等悩みはつきません。単発の研修ではなく、体系的に子どもの日本語教育について学びたいと思い参加しました。子どもの日本語教育に必要な基礎知識を学び、自身の専門性を高めるとともに、参加者の皆さんの実践例などを今後の支援に活かしていきたいと考えています。自分の都合に合わせて学習ができるので、有難いです。オンラインでのスキルアップにもつなげられればと思います。

    さいたま市日本語指導員
    斎藤 智子さん

  • 日本語支援員として勤務を開始して3年経ち、改めて子どもの日本語教育を体系的に学び、自らの支援のあり方を振り返りたいと思い、本研修に参加しました。私は他地域へアクセスしづらい長野県へ住んでいるため、このようにオンラインで研修を開催していただけることは、大変ありがたいです。新型コロナの流行がおさまらない状況下なので、その点でも安心して参加でき、ありがたいです。オンデマンド講義についても、受講する時間帯を自らの予定で都合できるため、ありがたく思っています。

    松本市子ども日本語教育センター日本語支援員
    森 祐子さん

  • 日本語学校における地域の日本語教室において、学習者は小中学生にも関わらず、子ども対象の日本語教育が行われず、成人日本語教育と同じ内容でカリキュラムが組まれており、今後改善するために参加したいと思いました。私自身の子どもがまだ1歳のため、オンラインでの開催にとても感謝しております。初めは意見が言いづらかったり、操作に不慣れだったりで、緊張するとは思いますが、ツールを利用して、相談相手が常にいる安心感、情報を残しやすい環境、講義を繰り返し視聴し理解が深められるという利便性は、私だけでなく全ての参加者のプラスになると思います。

    埼玉ブリエ日本語学校
    横川 美穂子さん

  • 私立中高のインタナショナルコースで国語の授業時間に英語を母語とする複数名の生徒の取り出し授業を実施していますが、子どもを対象とした日本語教育は初めてのため難しさを感じており参加しました。遠くの人とすぐ繋がれること・同じ目的を持った人と知り合いになれるという点は大きいです。さらに、子どもの日本語教育の現場は、日本語教育全体から見れば多くなく、各々の現場が特殊であるため、物理的な距離が近いエリアで実践をしていても、共通することがあるとも限らない状況の中、物理的な距離に関わらず、同じような状況や現場で悩みを抱えている人と出会えることはありがたいです。

    サレジアン国際学園中学高等学校
    地引 愛さん

  • 仕事で子どもの日本語教育に関わることになりましたが、子どもに関してはこれまでの経験も浅く専門的な知識もないため、大人とは異なる指導法や対応、地域性なども広く学び仕事に生かしていきたいと思い受講しました。遠方にいながら先生方の講義を拝聴することができ、また各地に住む受講者と繋がって意見交換ができることは、地方に住む者にとって有難くとても楽しみに感じています。

    JICE
    中村 春子さん

  • 日本語指導担当教員として、日々の授業力向上のため、また学校内や地域との連携について理解を深め実践を行うために参加しました。オンデマンド講義で自分の都合のよい時間を選べること、スクーリングで課題について議論できること、働きながらも受講させてもらえるバランスが有難いと感じています。

    佐賀市立神野小学校 日本語指導担当教員
    萩尾 かつらさん

  • 外国人児童生徒の教育に興味があり、この分野に関して体系的に学べると思い、また現在、横浜市国際交流協会での業務にも活かしたいと考えて参加しました。子どもの成長に応じた教育については理解が足りていないと考えていたので、沢山の学びを得ることが出来ました。さらに外国人児童生徒等の支援のネットワークについて学び、いまの仕事である支援者支援に活かしていきたいです。

    横浜市国際交流協会 日本語学習コーディネーター
    庭山 恵太さん

  • 日本語教育というものを学び始めてから実際に支援したのは大人だけで、日本語教師としての児童生徒の支援経験はゼロなので、今回の講義内容全てが私に必要な知識でした。すでに経験がおありの皆さんが特に必要だと感じられた知識や情報が何か、ということはとても参考になると思います。毎回決まった時間、決まった場所に対面で集まって講義、スクーリングというスタイルであったら、この研修に参加するのは無理だったので、オンライン開催はありがたかったです。slackを使うのは初めてですが、対面での情報交換の場合、席順などで決まって広がりにくいところはありますが、オンラインであれば全員が気軽にアプローチできるように思います。

    今治市国際交流協会
    笹間 佐和子さん

  • 一昨年、都内で外国にルーツを持つ子どもの日本語学習支援事業を立ち上げ、様々な課題に直面しながら実施してきました。本研修では、今までのやり方でよかったのか、今一度体系化し見直し、今後の事業につなげたいと考えています。また、講師や参加者の方々と課題を共有し、ネットワークを築くことができます。週末勤務する場合週末の休みが1日しか確保できないため、オンラインで効率的に講義やスクーリングを受講できることは大変ありがたく、参加しやすかったです。

    日本語教師(自治体事業受託)
    広本 充恵さん

  • 地元の小学校に在籍する外国人児童生徒に日本語を指導する機会をいただき支援していく中で、指導者としての課題、学校や教育委員会のシステムの課題、また、そこをどうつないでいくかを真剣に考えなくてはならないと実感しており参加を決意しました。平日は、仕事で全く動けないので、土日でしかもオンラインで研修させていただけること、講義も自分のペースで受講できるオンデマンドにしていただき、大変ありがたく思っております。Slackも一緒に研修を受けている方々とも交流が図れ、先生方からの連絡もすぐいただくことができますので助かります。このようなオンラインでの指導が、将来、外国人児童生徒の少ない点在地域でも普及すれば、指導者不足解消にも役立つと思います。

    香川県公立小学校 日本語指導講師
    圖子 希代子さん

  • 愛知県は日本語指導が必要な児童生徒が一番多い県ですが、県が実施する日本語指導を担当する教員のための研修は初年度しか受けることができません。経験が2年以上ある教員向けの研修はないため、他県の教員研修の話を聞くと羨ましくなります。大学が行う研修や講演会も少ないので、オンラインにすることで地域格差が是正され、愛知県にいながら研修を受ける機会が頂けたことに感謝しています。

    岩倉市立南部中学校 日本語指導員
    中村 夏帆さん

  • オンデマンド講義は一度きりの視聴で権限が消えてしまわず、理解できるまで何度でも見返すことができるので大変助かります。普段の活動では中々ゆっくり時間が取れず講師同士の交流も難しいが、Slackなど手軽なツールでスキマ時間にも投稿内容の確認ができるため交流や情報交換の活性化に期待しています。

    茨城県つくば市公立小学校 日本語指導員
    駒田 千笑さん

  • 子ども支援の活動を長くしているが、将来的なビジョンや全体的な視野が持てていないと感じているため参加しました。地理的に遠い地域の方とも気軽に話すことができ、とても良いと思います。それぞれの地域の状況を知り、それを東広島での活動に生かしていきたいです。

    HLA日本語学校
    間瀬 尹久さん

  • 自分にもっと子どものための日本語教育の専門性があれば学校側とよりよい連携ができると考え参加しました。自宅にいながら東京の先生の講義に参加できるので非常にありがたいです。これまでもオンライン講座に参加したことがありますが、PC画面で何回も顔を合わせていると親近感がわき、実際にお会いしたくなりました。

    高松市教育委員会 日本語指導者
    上原 由雅さん

  • これまで主に成人、特に就労者 を対象とした日本語教育に関わってきましたが、昨年度から避難民支援に関わるようになり、家族ぐるみの支援を求められています。子供に関する部分ではこれまでの経験が全く役に立たないこともあり、日々課題にぶつかっているため、本研修を受講したいと思いました。移動時間にとらわれず受講できる点に魅力を感じています。

    一般財団法人日本国際協力センター
    浅見 惠子さん

  • 現在日本語指導員をするなか、試行錯誤の連続です。限られた時期間の中、日本語指導をどう教科の指導につなげるられるか、子どものことばの力をどうやったら引き出せるか等悩みはつきません。単発の研修ではなく、体系的に子どもの日本語教育について学びたいと思い参加しました。子どもの日本語教育に必要な基礎知識を学び、自身の専門性を高めるとともに、参加者の皆さんの実践例などを今後の支援に活かしていきたいと考えています。自分の都合に合わせて学習ができるので、有難いです。オンラインでのスキルアップにもつなげられればと思います。

    さいたま市日本語指導員
    斎藤 智子さん

  • 日本語支援員として勤務を開始して3年経ち、改めて子どもの日本語教育を体系的に学び、自らの支援のあり方を振り返りたいと思い、本研修に参加しました。私は他地域へアクセスしづらい長野県へ住んでいるため、このようにオンラインで研修を開催していただけることは、大変ありがたいです。新型コロナの流行がおさまらない状況下なので、その点でも安心して参加でき、ありがたいです。オンデマンド講義についても、受講する時間帯を自らの予定で都合できるため、ありがたく思っています。

    松本市子ども日本語教育センター日本語支援員
    森 祐子さん

  • 日本語学校における地域の日本語教室において、学習者は小中学生にも関わらず、子ども対象の日本語教育が行われず、成人日本語教育と同じ内容でカリキュラムが組まれており、今後改善するために参加したいと思いました。私自身の子どもがまだ1歳のため、オンラインでの開催にとても感謝しております。初めは意見が言いづらかったり、操作に不慣れだったりで、緊張するとは思いますが、ツールを利用して、相談相手が常にいる安心感、情報を残しやすい環境、講義を繰り返し視聴し理解が深められるという利便性は、私だけでなく全ての参加者のプラスになると思います。

    埼玉ブリエ日本語学校
    横川 美穂子さん

  • 私立中高のインタナショナルコースで国語の授業時間に英語を母語とする複数名の生徒の取り出し授業を実施していますが、子どもを対象とした日本語教育は初めてのため難しさを感じており参加しました。遠くの人とすぐ繋がれること・同じ目的を持った人と知り合いになれるという点は大きいです。さらに、子どもの日本語教育の現場は、日本語教育全体から見れば多くなく、各々の現場が特殊であるため、物理的な距離が近いエリアで実践をしていても、共通することがあるとも限らない状況の中、物理的な距離に関わらず、同じような状況や現場で悩みを抱えている人と出会えることはありがたいです。

    サレジアン国際学園中学高等学校
    地引 愛さん

  • 仕事で子どもの日本語教育に関わることになりましたが、子どもに関してはこれまでの経験も浅く専門的な知識もないため、大人とは異なる指導法や対応、地域性なども広く学び仕事に生かしていきたいと思い受講しました。遠方にいながら先生方の講義を拝聴することができ、また各地に住む受講者と繋がって意見交換ができることは、地方に住む者にとって有難くとても楽しみに感じています。

    JICE
    中村 春子さん

  • 日本語指導担当教員として、日々の授業力向上のため、また学校内や地域との連携について理解を深め実践を行うために参加しました。オンデマンド講義で自分の都合のよい時間を選べること、スクーリングで課題について議論できること、働きながらも受講させてもらえるバランスが有難いと感じています。

    佐賀市立神野小学校 日本語指導担当教員
    萩尾 かつらさん

  • 外国人児童生徒の教育に興味があり、この分野に関して体系的に学べると思い、また現在、横浜市国際交流協会での業務にも活かしたいと考えて参加しました。子どもの成長に応じた教育については理解が足りていないと考えていたので、沢山の学びを得ることが出来ました。さらに外国人児童生徒等の支援のネットワークについて学び、いまの仕事である支援者支援に活かしていきたいです。

    横浜市国際交流協会 日本語学習コーディネーター
    庭山 恵太さん

  • 日本語教育というものを学び始めてから実際に支援したのは大人だけで、日本語教師としての児童生徒の支援経験はゼロなので、今回の講義内容全てが私に必要な知識でした。すでに経験がおありの皆さんが特に必要だと感じられた知識や情報が何か、ということはとても参考になると思います。毎回決まった時間、決まった場所に対面で集まって講義、スクーリングというスタイルであったら、この研修に参加するのは無理だったので、オンライン開催はありがたかったです。slackを使うのは初めてですが、対面での情報交換の場合、席順などで決まって広がりにくいところはありますが、オンラインであれば全員が気軽にアプローチできるように思います。

    今治市国際交流協会
    笹間 佐和子さん

  • 一昨年、都内で外国にルーツを持つ子どもの日本語学習支援事業を立ち上げ、様々な課題に直面しながら実施してきました。本研修では、今までのやり方でよかったのか、今一度体系化し見直し、今後の事業につなげたいと考えています。また、講師や参加者の方々と課題を共有し、ネットワークを築くことができます。週末勤務する場合週末の休みが1日しか確保できないため、オンラインで効率的に講義やスクーリングを受講できることは大変ありがたく、参加しやすかったです。

    日本語教師(自治体事業受託)
    広本 充恵さん

  • 地元の小学校に在籍する外国人児童生徒に日本語を指導する機会をいただき支援していく中で、指導者としての課題、学校や教育委員会のシステムの課題、また、そこをどうつないでいくかを真剣に考えなくてはならないと実感しており参加を決意しました。平日は、仕事で全く動けないので、土日でしかもオンラインで研修させていただけること、講義も自分のペースで受講できるオンデマンドにしていただき、大変ありがたく思っております。Slackも一緒に研修を受けている方々とも交流が図れ、先生方からの連絡もすぐいただくことができますので助かります。このようなオンラインでの指導が、将来、外国人児童生徒の少ない点在地域でも普及すれば、指導者不足解消にも役立つと思います。

    香川県公立小学校 日本語指導講師
    圖子 希代子さん

  • 愛知県は日本語指導が必要な児童生徒が一番多い県ですが、県が実施する日本語指導を担当する教員のための研修は初年度しか受けることができません。経験が2年以上ある教員向けの研修はないため、他県の教員研修の話を聞くと羨ましくなります。大学が行う研修や講演会も少ないので、オンラインにすることで地域格差が是正され、愛知県にいながら研修を受ける機会が頂けたことに感謝しています。

    岩倉市立南部中学校 日本語指導員
    中村 夏帆さん

  • オンデマンド講義は一度きりの視聴で権限が消えてしまわず、理解できるまで何度でも見返すことができるので大変助かります。普段の活動では中々ゆっくり時間が取れず講師同士の交流も難しいが、Slackなど手軽なツールでスキマ時間にも投稿内容の確認ができるため交流や情報交換の活性化に期待しています。

    茨城県つくば市公立小学校 日本語指導員
    駒田 千笑さん

  • 子ども支援の活動を長くしているが、将来的なビジョンや全体的な視野が持てていないと感じているため参加しました。地理的に遠い地域の方とも気軽に話すことができ、とても良いと思います。それぞれの地域の状況を知り、それを東広島での活動に生かしていきたいです。

    HLA日本語学校
    間瀬 尹久さん

  • 自分にもっと子どものための日本語教育の専門性があれば学校側とよりよい連携ができると考え参加しました。自宅にいながら東京の先生の講義に参加できるので非常にありがたいです。これまでもオンライン講座に参加したことがありますが、PC画面で何回も顔を合わせていると親近感がわき、実際にお会いしたくなりました。

    高松市教育委員会 日本語指導者
    上原 由雅さん

全国の皆さまの研修企画・運営にぜひお役立てください!

TIPS FOR TRAINING

研修のヒント

令和4年度 日本語教育人材の研修プログラム普及事業

児童生徒等に対する日本語教師【初任】研修

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Himawari[ひまわり]

本研修を受けた皆様が太陽(持続可能な豊かな未来)に向かって雄飛し、花咲く様子をあらわすタイトルとしました。また、ひまわりの花言葉は「愛」です。児童生徒たちへの愛が溢れる社会になってほしいという想いも込めました。
私たちは、本事業が子どもの日本語教育・支援活動とその環境構築に際し、人が育ち、つながり、ともに課題解決にむけ協働できるものとなるよう取り組みます。